元外資系金融OLが綴る♪英語よもやま話


by lohas_k
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ずるい人達


人間の思考や行動はそれぞれの成功または失敗体験に基づいていると思うのですが
「嘘をつくと痛い目にあう。」という感覚は幼少期に体で覚えるのが一番な気がします。

私の場合は、小学校低学年のころ、嘘が原因で普段は優しい母に厳しく叱られました。

いつもならば、「ちょっと謝ってゲンコツもらえば許してもらえる。」と子供ながらにずるく
軽く考えていたところが、その時ばかりはエライ目に遭いました。

涙ながらに反省を訴えても、家族に助けを求めても、聞く耳を持たずに
必死で私を蹴り続ける母を見ながら

「今回は本当に本気なんだ。まずいぞ。
嘘をつくとこんなに大変なことになるんだ。」


と心底反省し、近所の悪い仲間(小学生でも居るんです。)と手を切り、
真面目に生きることを母に誓いました。

ところで。。。

どの世界にも善悪の基準に「バレなきゃいいでしょ。」というマイルールを持ち込んでいる人
がいるものです。

私の場合は不動産業界にいたころ、こういうずるい人々にしてやられて悔しい思いをしたこと
がありました。

当時私は不動産の売却担当として、オーナーと買主サイドとの連絡窓口をつとめていました。
不動産とひとことに言っても数十億の価値があるものとなると契約から決済までには
いろいろなことがあります。

そんな中で、ある情報の提供を買主サイドから強く求められたことがありました。
売却に直接関係がなく、オーナーが開示したくない情報だとはっきり分かっていたため、
私はその情報提供を頑なに拒否し続けました。

先方も負けずに日々しつこく連絡が来ていたのですが、ある日を境にその連絡がパッタリと
こなくなりました。やっとあきらめてくれたかと私は安心していたのですが、これが甘かった。

先方は、物件の管理者にうまく話をして、その情報を直接入手していたのです。
現地の担当者は良かれと思って売却に協力したくらいの認識でしたが、
明らかに反則行為のやり方に私は不快感をあらわにして先方に厳重に抗議しました。

とは言っても、

「勝手なことをして大変失礼しました。」と私に謝罪する先方の態度はあきらかに確信犯。

「ダメだ。こりゃ。」とそのずるさに呆れてすっかりあきらめモードになってしまいました。

漏れた情報はしょうがありません。オーナーに謝罪し、現地担当者には今後は二度と
同じ事をしないように注意し、後始末をつけました。

それからしばらくして。。。

物件の売却も無事完了したので、関係者が一同に会しての食事会の席に私も呼ばれました。

今度はそこでの一コマです。

仲介業者

「いろいろとお世話になりました。今後とも宜しくお願いしますよ。」

「だけどTさんは真面目だからちょっとやりにくかったなぁ。」
(お酒の席なので気が大きくなってる発言004.gif)

「いえね、たいしたことじゃぁないんですよ。」

「こうしてお食事をご一緒させていただくときに、ちらっと書類一枚置き忘れて
いってくれればいいんですよ。」




「ハハハ。」

内心、「へぇー。不正ってこうやって始まるわけね。」とゾッとしながらも013.gif
そこはグッとこらえて笑顔でお酌を受けました。



さてさて、その後この方々はどうなったか。。。

強引なやりかたで情報を手にした買主は、リーマンショックの少し前に多額の負債を抱えて
倒産しました。仲介業者さんにとってもお得意様の倒産はかなりの痛手だったと思います008.gif



勧善懲悪の物語に限らず、嘘と反則には、やっぱり罰047.gifがつきものですね。

最近の新聞紙面をにぎわすニュースを見ながらあらためてそのことを実感しました。

今日の一言

結末への覚悟もお忘れなく!
Be prepared for the consequences.

by lohas_k | 2010-09-27 20:30 | 外資の日々