元外資系金融OLが綴る♪英語よもやま話


by lohas_k
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カテゴリ:外資の日々( 5 )

ずるい人達


人間の思考や行動はそれぞれの成功または失敗体験に基づいていると思うのですが
「嘘をつくと痛い目にあう。」という感覚は幼少期に体で覚えるのが一番な気がします。

私の場合は、小学校低学年のころ、嘘が原因で普段は優しい母に厳しく叱られました。

いつもならば、「ちょっと謝ってゲンコツもらえば許してもらえる。」と子供ながらにずるく
軽く考えていたところが、その時ばかりはエライ目に遭いました。

涙ながらに反省を訴えても、家族に助けを求めても、聞く耳を持たずに
必死で私を蹴り続ける母を見ながら

「今回は本当に本気なんだ。まずいぞ。
嘘をつくとこんなに大変なことになるんだ。」


と心底反省し、近所の悪い仲間(小学生でも居るんです。)と手を切り、
真面目に生きることを母に誓いました。

ところで。。。

どの世界にも善悪の基準に「バレなきゃいいでしょ。」というマイルールを持ち込んでいる人
がいるものです。

私の場合は不動産業界にいたころ、こういうずるい人々にしてやられて悔しい思いをしたこと
がありました。

当時私は不動産の売却担当として、オーナーと買主サイドとの連絡窓口をつとめていました。
不動産とひとことに言っても数十億の価値があるものとなると契約から決済までには
いろいろなことがあります。

そんな中で、ある情報の提供を買主サイドから強く求められたことがありました。
売却に直接関係がなく、オーナーが開示したくない情報だとはっきり分かっていたため、
私はその情報提供を頑なに拒否し続けました。

先方も負けずに日々しつこく連絡が来ていたのですが、ある日を境にその連絡がパッタリと
こなくなりました。やっとあきらめてくれたかと私は安心していたのですが、これが甘かった。

先方は、物件の管理者にうまく話をして、その情報を直接入手していたのです。
現地の担当者は良かれと思って売却に協力したくらいの認識でしたが、
明らかに反則行為のやり方に私は不快感をあらわにして先方に厳重に抗議しました。

とは言っても、

「勝手なことをして大変失礼しました。」と私に謝罪する先方の態度はあきらかに確信犯。

「ダメだ。こりゃ。」とそのずるさに呆れてすっかりあきらめモードになってしまいました。

漏れた情報はしょうがありません。オーナーに謝罪し、現地担当者には今後は二度と
同じ事をしないように注意し、後始末をつけました。

それからしばらくして。。。

物件の売却も無事完了したので、関係者が一同に会しての食事会の席に私も呼ばれました。

今度はそこでの一コマです。

仲介業者

「いろいろとお世話になりました。今後とも宜しくお願いしますよ。」

「だけどTさんは真面目だからちょっとやりにくかったなぁ。」
(お酒の席なので気が大きくなってる発言004.gif)

「いえね、たいしたことじゃぁないんですよ。」

「こうしてお食事をご一緒させていただくときに、ちらっと書類一枚置き忘れて
いってくれればいいんですよ。」




「ハハハ。」

内心、「へぇー。不正ってこうやって始まるわけね。」とゾッとしながらも013.gif
そこはグッとこらえて笑顔でお酌を受けました。



さてさて、その後この方々はどうなったか。。。

強引なやりかたで情報を手にした買主は、リーマンショックの少し前に多額の負債を抱えて
倒産しました。仲介業者さんにとってもお得意様の倒産はかなりの痛手だったと思います008.gif



勧善懲悪の物語に限らず、嘘と反則には、やっぱり罰047.gifがつきものですね。

最近の新聞紙面をにぎわすニュースを見ながらあらためてそのことを実感しました。

今日の一言

結末への覚悟もお忘れなく!
Be prepared for the consequences.

by lohas_k | 2010-09-27 20:30 | 外資の日々

レディーファーストの国


お勤め時代の話。

ホテルの改装プランについてのミーティングで、日本人とアメリカ人の男性が
3人ずつ、女性は私だけという状況でした。

ロビーの改装デザインに話が進んだところで、普段はとっても物静かな
アメリカ人のエグゼクティブA氏が急に興奮しだしました。

「なんだ、この案は!君は全然女性の気持ちが分かってないよ!」
と改装案を提示してきたホテルの支配人に怒ります。

日本人が全員困惑状態のなか、A氏は続けます。

「ブライダルサロンをホテルのロビーなんかにつくる奴があるか!」

「女性と結婚の話をするときは、プライバシーがあるナイスでスペシャルな
場所じゃなきゃダメなんだよ!」

「そうだ!結婚式会場の広間に隣接してつくればいい!それなら花嫁も
喜ぶから全てが順調に運ぶよ!」

いつもはコスト優先のA氏が熱く語りながら、ロビー案よりもはるかに
割高な案を提示したので、日本人サイドは全員びっくりです。

私は内心、「たいした差はないんじゃぁないかな?」と思いましたが、
とてもじゃないけど口に出せません。

そして、他の2人のアメリカ人を見るとこれまたびっくり。
やはり、コストのことなど忘れたかのように深くうなづいて同感してます。

そして最後にこの一言!

"You never talk about your wedding in a public space!"
プライバシーのない場所で結婚式の相談をする奴はいないよ!

「へー、そうなんだー。」と日本人全員で妙に納得したことを覚えています。
そんなわけで、日本のホテルなんですが、レディーファーストの国の
アドバイス通りにブライダルサロンは式場の隣につくりました^^。


ところで、この"You never+動詞"は、してはいけないことの前に
つけて使います。

neverでは表現が強すぎるときは、"You don't+動詞"だともっと軽く
たしなめる感じになります。

分かりやすいところでこんな例はどうでしょうか。

"You never ask a girl how old she is."
女性に歳を聞いたりしちゃ絶対にダメ!

"You don't ask a girl how old she is."
女性に歳を聞くもんじゃないわよ。

ちなみに、こちら↓は海外サイトで見つけた表現。

Any guy that has been on the planet longer than 20 minutes
knows you don't ask a girl how old she is.

「地球上に20分以上居る男なら誰だって女性に歳を聞くもんじゃないことくらい
知ってるわよ。」


日本人の女性には、ちょっと想像がつかないシャープなお言葉。
うっかり歳を聞いてしまったら地球から追放されそうな迫力033.gifがあります。

アメリカ人の男性陣がブライダルサロン移転案を強く主張した訳が
分かった気がします058.gif
by lohas_k | 2010-08-07 20:40 | 外資の日々

給湯室で語られる男心

私がかつて勤めていた会社には通称Coffee Room063.gifと呼ばれていた
休憩スペースがありました。

コーヒールームとは名ばかりで、実際は無料の自販機が置いてあるだけの
給湯室なんですが、常連さんがたむろして雑談する憩いの場でもありました。

今日はそんな当時の思い出話を一つ・・・。

ある日のこと、私がフラッと給湯室に立ち寄るとIT部門のアメリカ人の
男性Aが日本人の女性の同僚と立ち話をしていました。

このAさん。暇なのか結構お話し好きでつかまると長いので
さり気なく立ち去ろうとしていたその瞬間。

「日本人の女の子は男心が分かってないんだよ。同じことを頼むんでも
言い方で、ずいぶん違うもんだよ。」


と、ちょっと面白そうな話をAがし始めました。

Aは日本人の奥さんが居るんですが、「結婚してからいろいろと歩み寄りがあって
今はwifeもずいぶんと僕の気持ちが分かるようになって来た。」と語り続けます。

A夫婦の歩みの話は長くなるので割愛するとして、要するに男心を理解して円満に
暮らすためには、
でも私にとっては大事なことなの。」がキーワードなんだそうです。

つまり男性は、何かの癖を直すとか、変わることを強要されるとものすごくストレスを
感じるので、「あなたが悪いんではなくて、私がそうしてもらえると嬉しいの。」
という表現をした方がいいんだそうです。

「可愛い奥さんor彼女からそう言われれば断る男はいないよー。」と満足気に語る
Aを見ながら、なかば半信半疑で給湯室を後にしました。

万人向けではないにしても、確かにレディーファーストの英語圏の男性陣には効果
がある耳より情報かもしれませんね006.gif

というわけで、今日の一言。

"But it's important to me."
「でも私にとっては大事なことなの。」

butの前に、「変だと思うかもしれないけど」をつけて
"This may sound silly, but..." とか

「あなたの気持ちは分かるけど」をつけて
"I know how you feel, but..." なんて
感じにすると譲歩の姿勢が感じられていいかもしれないですね

効果のほどはお約束できないですが。。。試す価値はあるかもしれません069.gif072.gif

That may not seem much to you, but it's important to me.
「あなたにとっては大したことじゃないかもしれないけど、
私にとっては大事なことなの016.gif。」

by lohas_k | 2010-08-04 20:36 | 外資の日々

疲れすぎて、音楽さえも聴きたくない。。。という時
ありませんか?

わたしは外資時代、疲れすぎて帰宅後そのまま
リビングの床で服も着替えずにパタンキューと
眠りこけてしまうような日々を過ごしている頃が
ありました。

そんな時でも唯一、10分でも5分でもいいからと
ちょっとでも時間があれば聴いていたのが
奄美の島唄継承者として第一人者の朝崎郁恵
さんの「うたばうたゆん」というCDでした。

お気に入りの音楽さえも聴く体力が残っていない時、
音楽という言葉では表現しきれない朝崎節が体と
心にとっても沁みます。。。

When life gets tough, just listen to her music.

by lohas_k | 2010-07-28 19:33 | 外資の日々

大手企業が社内公用語を英語にするというので
ちょっとした話題になっていますね。

朝、新聞記事を読みながらふと外資系勤務時代
のことを思い出しました。

私が勤めていた会社は、外国人比率がかなり高い
アメリカ系の会社でした。海外にも支店があったので
そちらの社員ともやりとりすることが多く、必然的に
一日の大半は英語を使って過ごしていました。

では、どういうことに英語を使っていたかというと。

仕事の進捗状況や方針についての報告メールを
送るのはもちろんですが、むしろ仕事の催促の
メールに神経を使って時間をかけていた気がします。

社内公用語を英語にするというのは、もちろん根底に
グローバルな規模で外国人と働くという目的があるんでしょうが、
これって共通言語よりも国民性、文化、個々の性格などなど
他の要素も理解した上でうまくやり取りしていかないと
結局のところとっても難しいんです。

日本だったら1時間もかからないで済む仕事が、
1週間毎日催促して、やっと仕上がるような現実も
極端な話あるわけで、国内海外を問わず一緒に働く人々の
根底に流れる、仕事に対する姿勢が同じでないと
「言葉が通じる」イコール「仕事がはかどる」には
繋がらないんです042.gif


個人的な実感としては、英語を必要とする作業は
社内の翻訳チームかどこかにまかせて、一人一人の
社員はそれぞれの仕事に集中した方が良いのでは
ないかな?と思います。一番避けたいのは、英語も
仕事も中途半端、あるいは、英語は出来るけど仕事の
センスがないという社員が増えてしまう状況。

仕事で英語を使うということは、英語で自己主張が
できるということ。ここぞ!と言う時に論理的に自分の
主張を説明できるということです。これができるレベル
でないのに英語を使うことを強いられるのであれば、
企業全体としての生産性にはあまりプラスには
ならないかもしれませんね。


いずれにしても、真のグローバル化に大切なのは
言語能力よりももっと総合的な表現力や思考能力
ではないかなーと思う今日この頃です。

小中学校の英語の授業で、外人教師と生徒達だけで(日本人の先生不在で)
苦労してやり取りする時間を増やせば良い経験に
なるのになーとも思います。
不自由な思いが後々の「頑張ろう!」066.gifという気持ちの
原点になりますからね。

後は、日本人としてのぶれない姿勢を持ち続けること。
英語を話すということは、外国人と対等に話すことであって
外国人になることではないですから。

日本文化の根底に流れる、忍耐と静寂を尊ぶ気持ち。
考えてみれば外国人が憧れるJAPANのイメージは
そういう部分が投影されている日本文化だったりします。

公用語を英語にするのもいいけれど、業務時間内に
和文化のお稽古をさせてくれるような会社があったら
何だかカッコ良くて魅かれますね070.gif063.gif
by lohas_k | 2010-07-27 18:03 | 外資の日々