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元外資系金融OLが綴る♪英語よもやま話


by lohas_k
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たかがTOEIC、されどTOEIC


「TOEICは日本と韓国だけで有名なので、海外では通用しない」
と言われます。本当にそうでしょうか?

確かに、TOEICのスコアについて外国人と話して盛り上がれるとは
私も思いません。でも、長年受験して来て思うのは、英語の実力を
測るという意味では、「なかなかどうして優れたテストだな」ということ
です。

私の場合、4年に一回ぐらいしか受験しなかったこともあるのですが、
特に980点から985点、985点から990点とスコアがアップした時期は
英語を仕事で使う量が増えた時期と比例していたので、「やっぱり、スコア
には実力が出るんだ。。。」と一人しみじみと納得しました。

もちろん、短期間で高得点を狙うだけならば、TOEICの過去問を
一つでも多く解くのが一番だと思います。SWテストは別として、
四択問題の試験の場合、過去問で傾向と対策がつかめていれば
繰り返し集中的に受験することで、ある程度の得点までは短期間で
到達できるのではないでしょうか。

問題は、その場合は、冒頭の「海外では通用しない。。。」実力に
なってしまう可能性があることです。実務は、四択式ではないですし、
読み書き、会話に必要な基礎知識と応用力を、過去問で養うのはちょっと
難しいでしょうから。

結局、理想的な英語学習法は、染みるように馴染んでいくカスタムメイドな
アプローチではないでしょうか。自分でいろいろと工夫して楽しみながら
英語に触れているうちに自然とTOEICのスコアも上がっていた。。。という
感じです。

英語を音として捉えて何気なく毎日聞く。自分が好きなことを英語で読む。
自分が表現したいことを英語で書く。自分が話したい人と英語で話す。
こういう毎日を続けているうちに、「英語がなんとか使えているかも」程度の
実感が持てれば十分ではないでしょうか。少なくとも私はそんな感覚で
捉えながら、英語に触れ続けています。

TOEICに愛着まで覚えるようになってきた今日この頃。たかがTOEICとは
なかなか言う気になれない私です。やはり、「されどTOEIC」ですね。
by lohas_k | 2010-06-15 16:29