元外資系金融OLが綴る♪英語よもやま話


by lohas_k
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契約書翻訳のはなし

こんなかたいタイトルで、どなたが読んでくださるのだろう。。。
と思いながら、でも、書いてます(^^;)

ここのところ、賃貸借契約書の翻訳が多いのですが、
翻訳しながら、常々思うのが日本と西洋の文化の違いです。

日本人は、わびさびの文化がまだどこかで残ってるのか
多くを語らないことが良しとされますよね(国会では違うようですが。。。)。

暗黙の了解のもとに社会が成り立っていて、それで円滑に生活していける
というのは素晴らしいことだと思います。

当然契約書も、極端な話、「口約束でいいでしょう。」といって作らないとか
作っても、大筋を決めておいて、「あとはおいおい話しあって、決めましょうよ。」
のような友好的な関係を前提としています。

もちろん、そうでない場合もありますが。。。

では、欧米はどうか。

西洋人の契約に対する認識は、かなり緊張感があります。
お金持ちの場合は夫婦間でも、結婚する前に同意書を締結して
「離婚することになっても相手の財産を分けてくれとは言いません!」
的なことを書面で確認したりします。

元気がある方はこちらで詳細をどうぞ001.gif 
Prenuptial agreement 


つまり、うまくいけばいいなぁとは思いつつも、失敗することも前提としている
からこそ、転ばぬ先の杖で契約書をすごく頼りにしている訳です。

あれも、書いておこう、これも書いておこうと、想定できるあらゆるパターンを
盛り込んで、かつ、言葉の意味も、これは、「こういう意味だからね。」と
定義にかなりのエネルギーを費やします。

プライバシーに対する意識もとても強いので、そのあたりも要注意です。

だからでしょうか、日本語から英語に翻訳をしていると、なんだか、
原文が当事者の善意を前提としていることにちょっとホッとしてしまう一方、
これだと相手に「突っ込まれるんじゃないかな~。」と少し心配にも
なったりしまいます。それで、親しくさせていただいているお客さんの場合は
それとなく、そのあたりをお知らせしてしまったりしている訳です。

伝わる英語のコツの中には、外国人を前にしたら、日本人の感覚を
ちょっと捨てて、相手の視点から物事を考えて見ることも入ってますね。
というか、これ、かなり大事です^^。
by lohas_k | 2011-06-06 21:02 | 伝わる英語のコツ